【エッセイ】「なんでも似合う」は,つまり個性が未完成であること【ファッション】

エッセイ

 美男美女は容姿が整っている。肌が綺麗だったり鼻筋がまっすぐで高かったり,二重で目が大きかったり。本人の努力で手に入れたものもあるだろうが,大抵はこの世に生を享ける時点で備わっている。

 どんな洋服を着ても,その服のポテンシャルを余すことなく発揮し,なんでもカッコよく,可愛く着こなすことだろう。

「ほんとうに何を着ても似合うね!」そんな言葉も出てしまうのではないだろうか。

 この言葉の裏をめくってみれば,

「あなたが一番似合う服ではないかもね」

 ではないだろうか。

 なんでも似合うということは,=何を着ても完璧にしっくりきている訳ではないのだ。

 そんな穿った見方は少々乱暴であろうか?いやいやそうではない。完璧ではないからこそ,これからも様々な服を選ぶ楽しみができるわけで,可能性の塊なのだ。

 自分に一番似合う服に出会った時にこそ,真の個性が生まれるだろう。

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