【名前の重要性】名前を呼ぶことを日本人はおろそかにしている【エッセイ】

エッセイ

 飲み会で初対面の人に会うのは良くあることだろう。合コンともなれば、会の初めにそれぞれが自己紹介をして自身の存在を証明する。職業や趣味など色々情報開示していく中で、名前を忘れる人間はいないだろう。両親から命の次にもらった贈り物。命の次に大切なアイデンティティ。

 しかし人間は、名前を一度紹介したらそこで満足し、その後繰り返し呼ぶことが少ない。少なくとも自分の周りはそうだった(仕事に関しては違う。名前を呼ぶことで役職や役割を与える必要があるから)。飲み会などで意識して聞いてみるといい。自己紹介後に相手の名前を呼んでいる人がどれだけいるのか。

 私はむしろ積極的に相手の名前を覚え、呼ぶように努めている。繰り返し呼ぶことで相手を覚えて存在を認知し、相手からも自分を認知するきっかけになるからだ。ただそこに存在する男か女かの記号のままでいたくないし、記号のままにしたくない。そうなれば呼ぶ以外の選択肢はないだろう。

 人と関係を築きたいなら、まずは名前を呼ぶことだ。それがその人との人生の始まりだ。

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