【時間の活用】骨折をしたから時間ができた。さあ何をしよう?【エッセイ】

エッセイ

 先日,右手首を骨折した。

 脚立約2,5メートルから落下した際,右手が先にタイル床についたことで,右手首が粉砕骨折した。これまでに味わったことのない激痛が走り,折れたのは手首だけなのに,手首から神経を伝って全身を痺れさせるような感覚に陥り,一人では立ち上がることができなかった。すぐに病院に行き診察を受け,翌日には手首に金属プレートを入れる手術を行なってもらい入院。その翌日には退院と,怪我の発生から対処までの基本的な手続きはトントンと進んだ。

 しかし,当然のことながら痛みはずっと続いており,痛み止めを飲んでも完全に取れることはなく,掌を動かし続ける運動をしていても指先の感覚がない状態だ。それでもキーボードを打てるくらいには回復したのだが。

 骨折すれば五体満足ではなくなる上,生きているだけで痛みが伴うのだから仕事はできない。そして会社にも迷惑をかけてしまい穀潰しとなった今,自分には何ができるのか。会社に対しては何もできない。業務をこなすことはこの体では無理なのだから当然だ。

 ならば開き直って自分の利益のために生活しよう。

 経済的活動は投資しかできないが利益というのは単にお金を生む活動だけではない。

 知識を得ることや物を生むこと,これも利益だ。

 知識は本を読んで新しい知見を生めば,長い人生においては一つの財産だ。物を生むことはまさに実体をもつ財産だ。それがこのような電子上にしか存在しない文字群であってもだ。

 Youtubeもいい。映画鑑賞もいい。それだけに時間を使わずに,自分の未来のための活動を行なっていこうという自分自身の宣言であるエッセイだ。

 まあ一番は健康的な食事と生活を通して,その折れた骨を完治させることだが。

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