【本紹介】『最新理論を人生に活かす 量子力学的実践術』ー村松大輔 量子力学を学べば世界が変わる!?【自己啓発】

エッセイ

 今回は、サンマーク出版の『最新理論を人生に活かす 量子力学的実践術』(著:村松大輔)をご紹介します。生活をより豊かにするためには量子力学の考えが必要不可欠だということを教えてくれる一冊です!

比企
比企

手に取った時は科学本かと思いましたが、その内容に驚きました!量子力学を学べるとともにその考え方を生活に落とし込む方法を知ることができます。

① 本の概要:村松氏が説く「科学×生き方」

 村松大輔さんは、東京大学工学部卒業という理系のバックグラウンドを持ち、現在は「一般社団法人開華GPE」の代表という経歴をもちます。量子力学や意識の研究をベースに、「人の意識が現実にどのような影響を与えるのか」というテーマを長年探究してきた人物でもあります。量子力学の考えを基にした本を数多く出版しています。本書は、数式や理論の説明に終始する科学書ではなく、量子力学の考え方を“実践”として生活に落とし込むことを目的としている点が大きな特徴である

 『量子力学的実践術』は、量子力学という一見すると難解で専門的な分野を、私たちの日常生活や思考の在り方と結びつけて解説している本になります。一見すると日常生活に全く関係のない分野のように見えて、様々な場面で量子力学が影響を与えていたのです。

村松大輔先生(引用:講師SELECT)

② そもそも量子力学とは何か

 量子力学とは、一般相対性理論とともに現代物理学の根幹を成す理論のことで、かの有名なアインシュタインが提唱した分野になります。物質を構成する最小単位である原子や電子といった、極めてミクロな世界の振る舞いを教えてくれます。私たちが普段見ている「確固とした物質」も、突き詰めていけば原子と電子の集まりであり、その振る舞いは直感的な常識とは異なる性質をもっています。

 こうした量子の世界の背景にある概念としてフォトンというものがあります。フォトンとは、エネルギー的素粒子です。光の素であるのですが、人間の意識や感情の正体は全てフォトンなのです。体も物質も世の中に起こる出来事も、全てフォトンの影響を色濃く受けています。

 もう一つ重要な要素として「ゼロポイントフィールド」です。ゼロポイントフィールドとは、何も存在しない“空”のように見える空間にもエネルギーが満ちている、という考え方です。ゼロポイントフィールドに漂うフォトンを理解することで、ある程度自分の生活をコントロールできると言えるのです。

 村松さんは、この見えないエネルギーの場と人間の意識が相互に影響し合う可能性に注目し、それを実践術として活用する視点を提示しています。


③ 生活の中でどのように量子力学を取り入れるのか

 本書の中心となるのは、「量子力学的な視点を日常にどう生かすか」という点です。

 一般にスピリチュアルな文脈で語られることの多い「引き寄せの法則」や、人同士の「波長が合う・合わない」といった感覚も、量子力学的な“波”や“共鳴”の考え方と結びつけて説明されています。それは、自らが発するフォトンの振動数と同じフォトンを発する人と共鳴し引き寄せられているからです。

 例えば、子どもの頃は学校という多種多様な人間が集まる社会に放り込まれ、自分と合わない人とも付き合っていかなくてはいけない。しかし、中にはとても気の合う友人も作ることができる。大人になっても付き合いのある友人というのは、その気の合う友だちではないでしょうか。また、同じ趣味をもつ人は考え方が似ているところがあると思います。それはきっと意識して人を選んだわけではないと思います。自分の気づかないうちに、同じフォトンを纏っている人を引き寄せているのです!

 この論理を生活で活かすならば、偶然や運任せではなく、自分の意識の向け方や思考のクセが、現実の捉え方や行動に影響を与えるということを常に意識することです。それは、外側の環境を変えるのではなく、自分の発するフォトンの波(周波数)を意図的に選ぶことと同義です。本書では、意識をどこに置くか、どんな状態で日常を過ごすかが、結果として人生の流れを変えていくという考え方が繰り返し強調されています。

比企
比企

自分が今、どのフォトンを纏っているのかを理解することで、人も物事も自然に引き寄せていけるのですね!


④ 実践してみての気づきや変化

 実際に自分の生活に取り入れてみました!

 自分は音楽が好きで、趣味でYoutubeにプロの歌を歌っているのですが、作曲やDTMにも興味がありました。そういう思いを強くもつよう意識していたら、過去に買ったキーボードがDTMの打ち込みに使えることがわかったり、本屋で無意識に作曲本が目に留まり購入していたりしました。

 他にも、仕事で遠くの現場に車で行く時に、仕事仲間とそばの話をしていました。どのようなそばを美味しく感じるか、どこの蕎麦屋さんが美味しかったかなどを楽しく話していたら、お昼にそばを食べたい気持ちになっていました。お昼になって近くのお店を探していたら、なんと蕎麦屋さんがあったのです。社長が決めたお店なので我々の意思は介入していないのに! その時は「フォトンによって引き寄せたのかな」と思ってしまいました!

 本書の考え方を意識して生活してみると、まず感じたのは物事の受け取り方が変わったことです。うまくいったこともいかなかったことも、外部の要因のせいにせずに自分の波長が合っていなかったのだと思うようにして、どのような気持ちをもてば良い方向に向かうかを意識するようになりました。

 また、願望についても、ただ漠然と望むのではなく、潜在意識に対して意図的にイメージや行動を刷り込むという姿勢が身についたと感じている。結果がすぐに現れるわけではないかもしれませんが、思考と行動が一致していく感覚は、日々の安心感や前向きさにつながっていることを実感しました。


⑤ まとめ

 正直な感想を申し上げます。

比企
比企

めちゃくちゃスピリチュアルで魔に受けるほうがおかしいでしょ!

 しかし、この本の言っていることは、量子力学を使って人との付き合い方や人生をより良い方向へ向かわせる考え方を教えてくれており、内容が良くないと言いたいわけではないのです。

 『量子力学的実践術』は、量子力学を厳密な科学理論として学ぶ本ではありません。むしろ、量子力学の考え方をヒントに、「意識」「思考」「生き方」を見直すための一冊です。

現実を変える魔法のような答えが書かれているわけではありませんが、自分の意識の向け方次第で、世界の見え方は大きく変わる——そのことに気づかせてくれる本であるからこそ、私はこの本をお勧めいたします。日常に少し疲れている人や、考え方の軸を整えたい人にとって、一つの視点を与えてくれる一冊です。

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